Figmaって使いやすいの?
他デザインツールとの違いを知りたいです!

こんなお悩みを解決します。
近年デザイン業界で大きな注目を集めているデザインツール「Figma」。
とくに2021年以降は良い評判が多く、AdobeXDやSketchと比べられる機会も増えてきました。
そこで、今回はUIデザインツール「Figma」でできることやメリット・デメリット、他デザインツールとの違いをご紹介していきます。
Figmaとは

Figmaは、Adobe XDやSketchと並ぶ3大デザインツールの一つ。
ブラウザ上で簡単にデザインが作れるため、デザイン初心者からプロデザイナーまで幅広いユーザーが使っています。
また、2人以上がリアルタイムで作業できることから、多くの企業の社内ツールとしても導入されるようになってきました。
- Webサイトデザイン
- UI/UXデザイン
- ワイヤーフレーム
- バナー広告
- スライド資料
- チラシ、ポスター
- 各種サムネイル、SNS掲載用の図解
- ロゴデザイン、イラスト制作⇒Illustratorがおすすめ
- 高度な画像編集⇒Photoshopがおすすめ
Figmaのメリット
Figmaのメリットを挙げるとキリがないので、ここでは5つのメリットをご紹介しますね。
それ以外にも、見やすいコメント機能・データ保存が不要(ブラウザで自動保存される)など様々なメリットがあります。
メリット1:無料で使える

Figmaの最大のメリットは、無料でほとんど全ての機能が使えるところ。
3人以上のチームで同時に作業する場合は有料プランの方が便利ですが、わたし自身無料プランで困ったことはありません。
メリット2:Web上で使えて場所を選ばない

Figmaはブラウザ上で操作・利用できるデザインツールです。
インターネット環境さえあれば作業が可能で、MacやWindowsなどのOS環境を気にする必要もありません。
また、データの受け渡しもWeb上で完結するため、非常にスムーズです。
メリット3:複数人で同時に編集できる

複数人が同時にアクセスして編集できる点は、Figmaの最大のメリットの一つです。
タイムリーに更新内容が反映されるので、「更新前の古いファイルにアクセスしてしまう」というミスが起こりません。
メリット4:機能を拡張できるプラグインが超豊富

Figmaには何千という無料のプラグインがあり、ボタン一つで拡張機能を追加可能です。
実はユーザー側でも開発ができ、毎日のように新しいプラグインが追加され続けています。
メリット5:Adobeと操作感覚が似ている

Figmaは、Adobeツールと操作感覚が結構似ています。
将来的にAdobeのツールも使いたいという人は、勉強の意味でもFigmaを触るのがオススメです。
Figmaのデメリット
そんなFigmaにも、デメリットはもちろんあります。
次の章で紹介する[他のデザインツールとの違い]も理解したうえで、どのデザインツールを使うか判断してくださいね。
デメリット1:Adobe製品との相性がよくない

Figmaにはイラストレーターやフォトショップとの連携機能はありません。
会社によってはAdobe製品の使用が必須ということもあるので、Adobe XDとFigmaを状況に応じて使い分けるようにしましょう。
デメリット2:日本語の解説が少ない(最近は解決済み)

他の解説記事でもよく見かけるのが「日本語の解説が少ない」というデメリット。
2022年現在はFigmaの日本語解説も増えているので、心配する必要はなくなりました。
追記:2022年3月にはFigmaの日本法人「Figma Japan」が立ち上がりました。
今後さらに、日本人にとって使いやすい環境が増えていくことが予想されます。
デメリット3:出力できる拡張子に限りがある

Figmaが出力に対応している拡張子は、2022年時点で以下4種類。ちょっと少ないですね。
- PNG
- JPG
- SVG
これもプラグインや外部のサービスを活用すれば、PSDやGIFなどの拡張子に対応可能です。
とはいえ、毎回の納品がPSDファイルのような場合は他のツールも検討してみてください。
デメリット4:デフォルトの日本語フォントが少ない(追加可能)

2022年現在、Figmaにデフォルトで入っている日本語フォントは決して多くありません。
ただ日本語フォントを追加するプラグインや、パソコンにインストール済のフォントは別途反映できるということもあり、そこまで心配する必要はありません。
Figmaと他デザインツールの違い

2022年現在、Figmaを含めた3つのデザインツールがシェアを争っています。
- Figma
- AdobeXD
- Sketch
どのツールにもそれぞれ良い点があり、一番を決めるのは正直難しいです。
ここではAdobeXDとSketchの特徴、Figmaとの違いをご紹介していくので、デザインツールを選ぶ際の参考になれば幸いです。
AdobeXD

AdobeXDの最大の特徴は「Adobe製品」だということ。
世界中のデザイナーが愛用しているAdobe社の製品というだけで、安心感は段違いですよね。
最近はFigmaと同様の機能「リアルタイムでの共同編集」が実装されたので、Figmaとの違いは料金以外ほとんどなくなりました。
(値段はダントツで高額です、、)
Adobeコンプリートプランに登録すればAdobeXDも使えるため、イラレやフォトショップも使いたいという方はこの機会にまとめて導入するのがおすすめです。
- 料金はFigmaが圧勝(Figmaは無料、AdobeXDは年間3~7万円)
- 他のAdobe製品も使うならAdobeXDがおすすめ
- デザイン作業はFigmaとAdobeXDで同じレベルのことができる
⇒Figma公式が出している比較記事「Figma vs AdobeXD」
Sketch

Sketchは、一番はじめにリリースされたデザインツール。
FigmaやAdobeXDが登場するまでは、Sketch一強の時代が続いていました。
唯一の分かりやすい欠点は、Macユーザーしか使用できない点ですね。
わたしはWindows信者なのでSketchをほとんど触ったことがありません。
ただ操作性は一番だと言う方も多く、FigmaとSketchどちらを選ぶかは正直好みです。笑
- 料金は同じ(どちらも基本無料)
- SketchはMacユーザーしか使えない
- FigmaとSketchどっちを選ぶかは好みの問題(筆者はFigmaのUIやデザインが好き)
⇒Figma公式が出している比較記事「Figma vs Sketch」
Photoshop・Illustratorとの違い

最後にPhotoshop・Illustratorにも触れておきましょう。
FigmaとPhotoshop、Illustratorにはそれぞれ得意分野があります。
- Photoshop:画像の高度な編集
- Illustrator:ベクター編集(ロゴデザインやイラスト制作)
- Figma:WebサイトのデザインやUIデザイン、スライド制作
このようにツールごとに想定されているデザインが異なるので、仕事内容に合わせてツールを選択することが最も大切です。
コツをつかむには、同じデザインをそれぞれのツールで作ってみると違いがよくわかります。
【まとめ】FigmaのメリットとデメリットやXD・Sketchとの違い

Figmaはどこでも簡単に作業ができるうえ、チームでの共同編集や拡張性の高いプラグインなど、初心者~上級者まで使えるデザインツールです。
Figmaを使いはじめてから業務効率化が進んだという会社も多く、大手企業でもFigmaの導入実績が増えつつあります。
今後のデザイン作業を効率よく進めるためにも、Figmaの導入を検討してみてくださいね。