【Ando】Figmaで画像・3DイラストをAI自動生成する方法【Stable Diffusion】

2022年に突然現れた画像生成AI「Stable Diffusion」をFigmaでも使いたい。

そんな方におすすめしたい画像自動生成プラグインが「Ando」です。

Andoは、簡単な命令をもとにAIがそれっぽい画像を生成してくれるFigmaプラグインとして2022年に誕生しました。さらに2023年現在は画像だけでなく、3Dイラストや3Dアイコンも自動生成できます。

今回の記事では、画像生成AI「Stable Diffusion」を活用したFigmaプラグイン『Ando』の特徴と使い方をご紹介します。

  • Figmaで画像生成AIを使いたい
  • Figmaで画像、3Dイラスト、3Dアイコンを自動生成したい
  • Figmaプラグイン「Ando」の使い方を知りたい

Figmaの画像生成AIプラグイン「Ando」とは

「Ando」とは、デザインツールFigmaのプラグインとして2022年に登場した無料の画像生成AIプラグイン。

Figma 上で、テキスト・図形・画像をもとにAIが画像を自動生成してくれます。

プロンプトだけでも画像は生成できますが、参考画像があればクオリティが格段に上がります。

画像生成AI「Stable Diffusion」を使用

Stable Diffusionは「入力されたテキスト」をもとに画像を生成する「AIモデル(Diffusion Model)」を搭載した画像生成AIです。

ユーザーは作成したい画像のイメージ(例:アフリカの砂漠、クッキーを持った猫、など)を英単語で区切って入力することで、様々な画像を作成できます。

Figmaの画像生成プラグイン「Ando」では、このStable Diffusionを用いて画像生成をおこなっています。

Figmaプラグイン「Ando」でできること

2023年現在、Figmaプラグイン「Ando」でできることは次の通りです。

  1. 【ログイン不要】画像を自動生成する
  2. 画像のブラッシュアップ(補正、拡大)
  3. 【有料】画像の背景を消す/トリミングする
  4. 3Dイラスト、3Dアイコンを自動生成する

Figmaプラグイン「Ando」は無料で使える?

Figmaプラグイン「Ando」は、ほぼ全ての機能が無料で使えます。

制限なしで自動生成を行うための有料プランがありますが、普通に使うだけなら無料で問題ありません。

項目無料プラン有料プラン
料金無料18ドル(2000円強)
自動生成数制限あり無制限
画像ブラッシュアップ数制限あり制限あり(無料プランの2倍)
最新機能使えない使える(画像のトリミング)

Figmaプラグイン「Ando」の登録方法

Figmaプラグイン「Ando」は、以下の手順で登録できます。

  1. Figma上で「Ando」を検索
  2. Andoの公式サイトで無料会員登録する

Figma上でプラグイン「Ando」を検索

まずは、下記の手順でFigmaプラグイン「Ando」を検索します。

  1. Figmaデザインボードのコンポーネントタブをクリック
  2. 「プラグイン」タブを選択
  3. 検索欄に『ando』と入力
  4. Ando – AI Copilot for Designers の「実行 / Run」をクリック

Andoプラグインを実行すると、次のようなボックスが表示されます。

Andoプラグインでは3つのタブがあり(2023年現在)、できることはそれぞれ次の通りです。

タブ説明ログイン
RenderPrompt(テキスト)とReference(画像またはフレーム)をもとに画像生成できます。現在はサインイン不要です。不要
Process画像のブラッシュアップ、または画像のトリミング(背景削除)できます。必要
LabPrompt(テキスト)とReference(画像またはフレーム)をもとに3Dイラスト、3Dアイコンを生成できます。必要

2023年現在、画像生成だけならログイン不要のようですね。

Andoの公式サイトで無料会員登録する

Figmaプラグイン「Ando」で全ての機能を利用するには、無料会員登録が必要です。ここからはAndoの会員登録方法を解説していきます。

まずは、Andoプラグインを表示して、ProcessタブまたはLabタブを開き、下の方にある青いボタン『Sign in』をクリックします。

Andoの公式サイトに自動で飛ぶので、ページ真ん中の『Continue with Google』をクリックしましょう。

Googleアカウントでログインしたら、下記のような画面になり、無料会員登録は完了です。

ここまでできたら、Figmaに戻りましょう。

Andoプラグインの下部が『Sign out/Free』となっていれば、ログインができているということです。

Figmaプラグイン「Ando」の使い方

Figmaプラグイン「Ando」でできることは、次の通りです。それぞれについて、使い方を解説していきます。

  1. (ログイン不要)画像を自動生成する
  2. 画像をブラッシュアップする
  3. 画像の背景を消す/トリミングする
  4. 3Dイラスト、3Dアイコンを自動生成する

(ログイン不要)画像を自動生成する

Andoプラグインのメインコンテンツは、Renderタブでできる「画像の自動生成」です。画像の自動生成だけなら、ログインは必要ないみたいですね。

各項目の説明は、次の通りです。

項目説明
Prompt生成したい画像をテキストで指定します。日本語でもOKです。
Reference参考にしたい画像や図形またはフレームを選択します。
Prompt WeightPromptとReferenceの比率を選択します。100に近いほど、テキストを重視します。
Number of Outputs一度に自動生成する画像の数を選択します。
Output Size出力する画像のサイズを選択します。

ということで、今回は「クッキーを持った猫」というPromptで自動生成してみました。

結果は下記の通り。日本語の方は猫の顔がクッキーっぽく?なりましたが、、クッキーは存在していないですね。

おそらくPromptの指定方法が悪いだけなので、みなさん色々試してみてください。

画像をブラッシュアップする

Processタブでは、画像をブラッシュアップ(補正)できます。

補正のやり方は次の通りです。

  • 補正したい画像を選択
  • 「Tool Type:Upscale image」を選ぶ
  • 画像サイズを指定
  • 最後に『Upscale』をクリック

さきほど自動生成した猫の画像が、少しボケていたのでブラッシュアップしてみました。

下記の画像ではわかりにくいですが、かなり画質がよくなってクッキリしています。これは使いどころが多そうですね!

無料プランでは、月に60枚ほどブラッシュアップできそうです。

(有料)画像の背景を消す/トリミングする

Processタブで画像のトリミングができるようなのですが、無料プランではボタンが表示されません。

おそらく有料プラン限定の機能かと思われます。

3Dイラスト、3Dアイコンを自動生成する

Labタブでは、画像だけでなく3Dイラストや3Dアイコンの自動生成ができます。

設定方法は画像の自動生成と同じですが、Styleで「3Dイラスト」または「3Dイラスト」が指定できます。

わたしもやってみましたが、Renderingが60%を過ぎたあたりからスピードがめちゃくちゃ遅くなります。おそらく5分ほどかかって、3Dイラストを生成することができました。

3Dアイコンの自動生成はあきらめたので、みなさんの手でやってみてください。

今後様々なスタイルの画像が自動生成できそう

Labタブで生成できる画像のスタイルは「画像、3Dイラスト、3Dアイコン」の3つですが、今後様々なスタイルが追加されそうです。

とはいえ、いつ新しいスタイルが追加されるかはわからないので、長い目で待つようにしましょう。

まとめ:Andoは画像の自動生成、画像の補正におすすめ

今回は、Figmaの画像自動生成プラグイン「Ando」の登録方法や使い方について解説しました。

使ってみた感想として、「画像の自動生成」「画像の補正」については実用レベルかと思います。特に画像の補正では、Photoshopを使う必要がなくなりそうですね!

今後もFigmaやデザインツールに関する情報発信をしていきますので、よろしくお願いします。

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Figmaのスキルアップにおすすめの方法

最後に、Figmaのスキルアップにおすすめの方法をいくつかご紹介しておきます。

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