Adobe Creative Cloud(Adobe CC)には、アニメーションや映像制作のために最適な3つの主要なアプリケーションがあります。After Effects(アフターエフェクト)、Premiere Pro(プレミアプロ)、Animate(アニメート)です。
それぞれのアプリケーションは、異なる目的のために設計されており、機能にも多くの違いがあります。
今回は、映像制作や動画編集に使われる3つのAdobeツール「After Effects / Premiere Pro / Animate」について、それぞれの違いや具体的な活用例を解説していきます。
- After Effects:映像制作
- Premiere Pro:映像編集
- Animate:イラストを中心とした2Dアニメーションの制作
After Effects:映像制作
After Effectsは、主に映像制作に使用されます。これには、映画、テレビ、Webビデオ、広告、特殊効果などが含まれます。After Effectsは2Dおよび3Dアニメーション、合成、エフェクト、トラッキングなどに特化しています。
また、After Effectsは、Premiere Proとのシームレスな統合が可能なので、動画編集とアニメーション制作を同時に行うことができます。
After Effectsの具体的な活用シーン
After Effectsの具体的な活用シーンは、以下の通りです。
- 映画やテレビ番組のタイトルアニメーションの制作
- ロゴアニメーションの制作
- 映画にも使われるような特殊効果の制作
- 2Dおよび3Dアニメーションの制作
- 合成、トラッキングなどの映像加工の制作
- Premiere Proと組み合わせた動画編集
Premiere Pro:映像編集
Premiere Proは、主に映像編集に使用されます。映画、テレビ、YouTubeビデオ、広告などが挙げられます。Premiere Proは、ビデオの切り取り、トリミング、編集、カラーグレーディング、オーディオ編集、エフェクトなどに特化しています。
また、Premiere Proは、After Effectsとのシームレスな統合が可能なので、After Effectsで作成したアニメーションを映像と組み合わせて、映像編集を同時に行うことができます。
Premiere Proの具体的な活用シーン
Premiere Proの具体的な活用シーンは、以下の通りです。
- 映画やテレビ番組、YouTubeビデオ、広告などの映像編集
- ビデオの切り取り、トリミング、編集、カラーグレーディング、オーディオ編集、エフェクトの制作
- After Effectsとのシームレスな統合による動画編集
Animate:イラストを中心とした2Dアニメーションの制作
Animateは、主にイラストを中心とした2Dアニメーションに使用されます。これは、キャラクターアニメーション、Webアニメーション、ゲームアニメーションなどに適しています。
Animateは、元々「Flash」という名前で知られていたアプリケーションで、ベクターアニメーションに特化しています。
Animateは、Adobe Creative Cloudの中でも比較的簡単に使いこなせるアプリケーションの一つなので、アニメーション制作入門者にもおすすめです。
Animateの具体的な活用シーン
Animateの具体的な活用シーンは、以下の通りです。
- キャラクターアニメーションの制作
- Webアニメーションの制作
- ゲームアニメーションの制作
- ベクターアニメーションの制作
- イラストレーションやロゴの制作
After EffectsとPremiere Proの違い
続いて、よく聞かれる「After EffectsとPremiere Proの違い」についても言及しておきます。
簡単に言えば、
- 高度なアニメーション、5秒~30秒程度の短い映像制作を目的にするなら「After Effects」
- 長尺の映像編集、カットや文字入れなど、基本的な動画編集を目的にするなら「Premiere Pro」
です。
After EffectsとPremiere Proでは得意なことが違いますが、この2つを組み合わせて使用することで、より高度な映像制作が可能になります。
組み合わせの例:After Effectsで制作したアニメーションをPremiere Proで使う
After Effectsでは、映像に対して特殊効果やエフェクトを加えることができますが、Premiere Proではそのような高度な映像加工ができない場合があります。
YouTube動画のオープニングに、ロゴアニメーションやタイトルアニメーションを入れる
YouTubeには30分を超える長尺動画も多く、ほとんどの人がPremiere Proで編集しています。
ですが、YouTube動画のオープニングのような、高度なロゴアニメーションやタイトルアニメーションはPremiere ProよりAfter Effectsの方が得意です。
なので、最初の5秒間だけはAfter Effectsで映像を制作し、完成した動画をMP4ファイルなどで出力して、Premiere Proのなかで使うことができます。
まとめ:目的によって3つのツールを使い分けよう
今回は、Animate、After Effects、Premiere Proの違いと具体的な利用シーンについて解説しました。
上記のツールは、それぞれ異なる目的のために設計されたアプリケーションであり、それぞれ得意・不得意があります。
アニメーションに特化した場合はAnimateを、映像制作に特化した場合はAfter Effectsを、映像編集に特化した場合はPremiere Proを使用することをおすすめします。
- After Effects:映像制作
- Premiere Pro:映像編集
- Animate:イラストを中心とした2Dアニメーションの制作
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