【仮想通貨の基礎知識】「仮想通貨」「暗号資産」「暗号通貨」は何が違う?正式名称はどっち?

『ギャンブルだ』『怪しい』と言われつづけてきた仮想通貨。
最近ではそういった批判は減りつつあり、投資の手段の一つとして認められはじめました。

様々なメディアでよく見るようになった「仮想通貨」や「暗号通貨」、「暗号資産」という言葉は、結局どれが正式名称なのでしょうか。

今回の記事では、『仮想通貨の呼び方の歴史』『Googleでの検索順位』といった視点から、仮想通貨の正式名称や使い分け方をご紹介します。

仮想通貨の波に乗り遅れないためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

1.「仮想通貨」と「暗号資産」どっちが正式名称?

仮想通貨と暗号資産はどっちが正式名称?

 

結論からいうと、「暗号資産」という呼び方が、現在の正式名称です。

ただしこれは、あくまで公の場での正式名称という意味であり、基本的には『仮想通貨=暗号通貨=暗号資産』と考えていただいて問題ありません。

ではなぜ、このように、様々な呼び方が生まれたのでしょうか?

仮想通貨は、過去に何度か呼び方が変わっている

実は、仮想通貨は過去に何度か呼び方が変わっています。

  • 2014年:価値記録
  • 2015年:仮想通貨
  • 2019年:暗号資産
  • 海外:暗号通貨(Cryptocurrency)

2014年:価値記録

2014年に「日本価値記録事業者協会:JADA」が設立され、「価値記録」という呼称が生まれました。

当時すでに「暗号通貨」「仮想通貨」という呼称もありましたが、政府による『ビットコインは通貨ではない』という見解が「価値記録」という呼称のもとになっています。

2015年:仮想通貨

その後、2015年に「仮想通貨ビジネス勉強会(現在の一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会:JCBA)」が発足します。

仮想通貨が『法定通貨とは別のものである』という見解のもと、金融商品取引業者のあいだでは「仮想通貨」という呼称が一般的になりました。

2017年が1回目の仮想通貨バブルだったため、当時の「仮想通貨」という呼称が一般的になったということですね。

2019年:暗号資産

そして2019年、参議院本会議にて資金決済法と金融商品取引法の改正が可決・成立し、「仮想通貨」から「暗号資産」へ呼称の変更が正式に決定しました。

  • 「仮想通貨」という呼び名が、「法定通貨」と似ているため誤解を生む
  • 海外では「Crypto Assets(暗号資産)/CryptoCurrency(暗号通貨)」という呼び名が一般的であること

上記の2点が、「暗号資産」への名称変更の主な理由と言われています。

海外:暗号通貨(Cryptocurrency)

上記とは別に、海外では一貫して「暗号通貨(Cryptocurrency)」という呼称が使われています。

そのため古くからの仮想通貨ユーザーや、有識者のなかでは「暗号通貨」と呼ばれていることも覚えておいてください。

2.それぞれの呼び方を「Googleトレンド」で調べてみた

続いて、「仮想通貨」「暗号資産」「暗号通貨」「価値記録」それぞれの呼び方を「Googleトレンド」で調べてみました。

その結果がこちら。

暗号資産vs暗号通貨vs価値記録vs仮想通貨

  • 1位:仮想通貨(圧倒的な大差)
  • 2位:暗号通貨
  • 3位:暗号資産
  • 4位:価値記録

「仮想通貨」が圧倒的な大差をつけて1位となり、次いで「暗号通貨」が2位となりました。

ちなみに、「仮想通貨」を除くと「暗号通貨」が飛びぬけていることが分かります。

暗号資産vs暗号通貨vs価値記録

知名度:仮想通貨>>>>>暗号通貨>>>暗号資産>価値記録

言葉が相手に与えるイメージは大きい

言葉が持つ力、言葉が相手に与えるイメージはバカにできません。

例えば、以下のうち、どれが一番怪しく感じるでしょうか?

  • ねずみ講
  • マルチ商法
  • ネットワークビジネス
  • 情報商材

少し例が悪かったかもしれませんが、、、
残念ながら、『仮想通貨=怪しい』と感じる方がたくさんいるのも事実です。

  • 仮想通貨
  • 暗号資産
  • 暗号通貨

※「価値記録」という表現は、死語なので除外。

あなたが情報発信する立場なら?
趣味について聞かれたときに友人に仮想通貨の話をするなら?
はたまた、記者会見で発表する立場なら、どの言葉を選ぶべきでしょうか。

まとめ:どの呼び方を使えばいいのか

上記の「Googleトレンド」による検索結果も踏まえると、以下のように使い分けるのが良いでしょう。

  • 仮想通貨:ブログ記事や不特定多数に発信するとき。
  • 暗号資産:公の場での発言や、正式な発表。信頼感を与えたいとき。
  • 暗号通貨:海外向け、有識者向けの情報発信。
  • 価値記録:死語

『仮想通貨=怪しい』という先入観が世間に広がっているのも事実です。
相手に不信感を与えないためには、「暗号資産」「暗号通貨」という言葉を、適切に使い分けることも大事になってきます。

状況やタイミングに応じて言葉を使い分けて、正しい情報発信ができるように心がけましょう。